五大法律事務所→外資系事業会社法務部(56期)

所属事務所での将来に限界を感じて新天地を探す決意をしたものの、そもそも他法律事務所か、あるいは企業へ転身すべきか、今後の進路についてのビジョンもない状態でした。そのような右も左も全く分からない状態で途方にくれていたとき、ご縁あって佐藤さんと巡り合いました。佐藤さんには長きにわたり懇切丁寧なご支援とご助言を頂き、無事に外資系インハウスカウンセルのポジションを手にしました。二人三脚で成し遂げたこの成功に心から満足しています。

弁護士が転職を考える際の情報ツールとして、企業HP等のインターネットで検索できる公開情報や弁護士仲間からの情報等がありうるものの、一般には自力で取得できる情報は極めて限られているのが実情です。転職を希望する企業の業績や同業他社との比較といった一般的情報の把握は当然のこととして、採用担当者が最も重視する能力・経験が何か、自身の今後の抱負や性格が会社の方向性と適合しているか、採用担当者との相性がどうかといった点が特に経験弁護士の転職では非常に重要になります。

このような点を見極めるには、クライアント企業の目線から転職希望者の適性を判断して双方のニーズの橋渡しができるサーチファームのアドバイスが必須と言えます。私の転職活動はその基本方針が時間の経過とともに紆余曲折を経ましたが、佐藤さんはその間何度も面談する労を厭わず、私の希望に真摯に向き合って常に粘り強く、上記の観点を含め大変貴重なアドバイスをして下さいました。業界及び転職マーケットへの深い造詣と理想的な転職を実現するための献身的な姿勢があってこそ可能なことと思います。

そして今回の成功は佐藤さんのお人柄の素晴らしさによるところが大きかったと感じます。転職活動は精神的にも大きな負担を伴い、私も中々上手くいかずに落ち込むこともありました。それでも、佐藤さんとお会いしてアドバイスを頂くとともに自分の胸の内を語った後は不思議といつも笑顔で帰れる自分がいました。苦難を乗り越えてゴールを迎えることができたのは、メンタルアドバイザーとしても常に暖かく見守って下さった、まさに佐藤さんのご人徳によるものだと強く感じています。

今回全く新しい環境に挑戦することになりましたが、佐藤さんと二人三脚で辿り着いたこの結論に間違いはなく、またこの経験を糧に将来何があっても乗り越えられる自信がつきました。今回転職の成功だけでなく、人間的にも育てて頂きました。今後とも、自身の進路について考えるとき、逆に自身が人を採用する立場になったとき等末永くお付き合いをさせていただければ幸いです。